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導入事例紹介

市街地に出没するエゾシカ対策にホカクンを活用 (厚岸町)

厚岸町のエゾシカによる被害は牧草地での食害が大半で、冬場には市街地での出没が増加し庭木なとの食害や、交通事故の危険性がありました。
市街地では銃は使えないため囲いわなによる捕獲に取り組んでおり、2017年度からクラウドまるみえホカクンを導入し、捕獲事業を実施しています。

導入時の2 0 1 7年度のクラウドまるみえホカクンでの捕獲頭数は72頭でした。
その後も捕獲を重ね、2019年度にはロボットまるみえホカクンを導入し、設置場所が2ヵ所に増えました。これまで一度の最大捕獲数は13頭です。

ホカクラウドでカメラの画像を見ながら捕獲ボタンが押せるので、メスを中心に捕獲することができます。捕獲したエゾシカは食肉処理施設業者に引き渡しています。
引き渡しまでにケガをさせないよう、捕獲後すみやかに「像の鼻(搬送用のボックスに収容するための重要なスペース)」に追い込む。メスを傷つけないように一度に複数頭のオスを捕獲しないよう気を配っています。
また、凍結防止のため、マグネットトリガーにペットボトルをかぶせたり、稼働時間を短くしバッテリーを持たせる等の工夫をしています。

2019年度に導入したロボットまるみえホカクンではオプションでツィンカメラを使用し、囲い罠の外側の状況が把握でき便利でした。
今では道内・道外から視察に来られています。

今後も場所の移動も検討しながらエゾシカ対策に活用していきます。

アーバンディア対策にホカクンを活用 (稚内市)

稚内市では人慣れしたエゾシカの群れが定着するなどの問題が深刻化。
市街地での銃の使用ができないため、罠での捕獲を検討しました。
2019年度に指定管理鳥獣捕獲等事業が市内で実施され、効果があった事から稚内市でも囲い罠の事業を行うこととし、ロボットまるみえホカクンを導入しました。

ロボットまるみえホカクンでの捕獲活動(餌付けや捕獲、処理等)は北海道猟友会稚内支部稚内部会とおこなっており、捕獲した後は食肉会社に引き渡しています。
導入した年の6月から誘引をはじめ、7月から9月までの3か月間で42頭捕獲しました。
スマホアプリでエゾシカの罠への出入り状況がリアルタイムに把握する事ができ、捕獲ボタンを押すだけで簡単に捕獲ができました。
今後もアーバンディア対策として活用していきたいと思います。

地元ハンターとの連携で素早い対応 (大樹町)

ヒグマ用箱わなの見回り軽減のため、大樹町ではほかパトを導入しました。
箱わなを管理しているハンターは9名で、実施隊のメンバーです。
ほかパトから届く各箱わなの捕獲通知なとの情報管理は町でおこなっており、役場職員がハンターヘ電話連絡しています。

ほかパトから、わなが作動した事の通知がくることで捕獲後の処理のための事前準備や人員の確保ができ早期に対応することができます。
東西30㎞以上ある山際でも通信可能で、ほぼ全町での通信が網羅することができました。
今後はわなを増やす事も検討しておりアライグマ用箱わなへの利用も考えています



見まわり労力の軽減に (沼田町)

アライグマ・シカ・ヒグマの罠などが30~40カ所あり、
見まわりにかかる移動距離は100kmほどで朝夕で200km。1日の大半を見まわりに費やしてしまうのが課題でした。導入にあたり山間部もあり本当に電波が届くかとうか不安もありましたが、シミュレーションと実測をおこなうことで安心して導入することができました。

捕獲活動は町職員の有害鳥獣駆除員が管理・指導しており、地域おこし協力隊や農業者、猟友会と連携しながらおこなっています
導入事例紹介
ホカクン
ほかパト